当法人は、2023年5月、東京都庁より特定非営利活動促進法第12条第1項の規定に基づく、特定非営利活動法人(NPO法人)としての認定書を受領しました。その後、登記を実施し、正式に法人としての活動が開始できるようになりました。
◆設立の経緯
私(代表理事)は、幼少期から犬がいる家庭で育ちました。
犬は家族であるという認識のもと成長し、寿命や病気による犬との別れに何度も立ち会ってきました。
社会人になってからは犬・猫の殺処分を社会問題であると捉えていたものの、行動を起こすには時間的余裕も金銭的余裕もなく、行動に移せずにいました。
そのような中、実家で飼っている犬が病気になり闘病生活を共にし、小さい体で必死に病気と闘っている姿を見て、犬の生命に対する執着・底力を目の当たりにしました。
これほど必死に生きようとしている犬がいる反面、殺処分される犬・猫が後を絶たないという事実があり、その犬・猫がどんな気持ちで最期の時を迎えるのかを考えたときに、救える命があるのに何もせずにこのまま残りの人生を過ごしてはいけないと考え、35歳の時に当法人を設立しました。
◆設立の趣旨
日本における、犬・猫の殺処分の数は年々減ってきている状況にあります。これは殺処分の減少に向けて活動する団体、また、保護犬・猫を受け入れている一般のご家庭における努力の賜物です。しかしながら、日本では少子高齢化、人口減少、単身世帯の増加など殺処分の減少を下支えしている保護犬、保護猫を受け入れることができる一般家庭の数は減少することがわかっており、楽観視できる状況ではありません。
将来的に殺処分ゼロを達成するには、保護施設への継続的で安定した手厚い支援が必要な中、少額から始められる支援「マイクロドネーション(サブスク型寄付)」の相性の良さを発見し、犬・猫の殺処分を社会問題と捉えていながらも支援をすることが難しい方々と継続的に安定した支援を必要とする犬・猫の殺処分減少に向けて日々努力している方々を繋ぐ役割を担いたいという考えに至り、当法人を設立しました。
◆法人名の由来
法人名の「ちりつも」はことわざの「ちりも積もれば山となる」を由来としています。
犬・猫の殺処分・虐待を無くすという大きな課題に対し、一人きりで出来ることには限りがありますが、
「ちょっとずつ」の力をより多くの人から集めることで大きな力にし、社会課題解決の一助になりたいという願いが込められています。
◆法人概要
法人名 | 特定非営利活動法人ちりつも | |
代表理事 | 清水 岳 | |
認証日 | 2023年5月11日 | |
目的 | この法人は、動物の生きる権利を守り保護することを目的として、動物の保護活動を実施 する団体等への集金に関する事業を行い、人間と動物が幸せに生きることができる 環境づくりに寄与することを目的とする。 | |
活動の種類 | 社会教育の推進を図る活動 | |
事業の種類 | (1)寄付金を集め、動物の保護活動を実施する活動への寄付を行う集金事業 (2)SNS等における動物の適正飼育等に関する情報提供、啓発 (3)動物の保護と里親探しに関する活動への支援 (4)イベントへの出展による啓発活動 (5)その他目的を達成するために必要な事業 |